先制点を決めたレヴァークーゼンのイェドヴァイ(左) [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第3節のレヴァークーゼンvsブレーメンが12日に行われ、3-3の引き分けに終わった。
開幕から唯一の2連勝で首位に立つレヴァークーゼンは、開幕から2戦連続ドローの9位・ブレーメンを本拠地バイ・アレーナに迎えた。立ち上がりから相手を押し込むレヴァークーゼンは、17分に先制点を奪う。シュテファン・キースリンクから横パスを受けたティン・イェドヴァイがボックス右から強烈な右足のシュートを放つと、クロスバーの内側を叩いたボールがゴールに吸い込まれた。
先制弾で勢い付くレヴァークーゼンは、その後もキースリンクやカリム・ベララビが追加点のチャンスを迎えるが、再三のシュートがポストやクロスバーに阻まれるなど、チャンスをモノにすることができない。すると、前半終了間際の45分に一瞬の隙からフィン・バルテルスに同点ゴールを奪われ、試合を振り出しに戻されてしまった。
1-1のイーブンで迎えた後半は、攻守が目まぐるしく入れ替わるオープンな展開となる。この流れのなかで先にゴールを奪ったのは、アウェーのブレーメン。60分、カウンターからロングパス3本をつなぐと、最後はボックス右に抜け出したフランコ・ディ・サントがGKとの1対1を制した。
ホームで逆転を許したレヴァークーゼンだが、頼れる10番が得意のFKからすぐさまスコアをタイに戻す。63分、FKの名手ハカン・チャルハノールがペナルティーアーク付近で得た直接FKをゴール左に突き刺した。
チャルハノールの同点ゴールで息を吹き返したホームチームは73分に勝ち越しに成功する。右サイドを攻め上がったイェドヴァイの横パスをボックス手前で受けたソン・フンミンが深い切り返しでDFのマークを外し、左足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。
この3点目で勝負ありと思われたこの試合だったが、ここからブレーメンが驚異的な粘りを見せる。レヴァークーゼンの運動量が落ちたことで、相手のプレスをかいくぐれる様になったブレーメンは、試合終盤に攻勢をかけると、85分に左CKからセバスティアン・プリョードルがヘディングシュートを決めた。
その後、ホームのレヴァークーゼンがGKベルント・レノまで参加する決死のパワープレーで勝ち越しゴールを目指すも、最後までゴールを奪うことはできず。激しい打ち合いの末、ブレーメンと引き分けた首位レヴァークーゼンの連勝が2でストップした。
【得点者】
1-0 17分 ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
1-1 45分 フィン・バルテルス(ブレーメン)
1-2 60分 フランコ・ディ・サント(ブレーメン)
2-2 63分 ハカン・チャルハノール (レヴァークーゼン)
3-2 73分 ソン・フンミン(レヴァークーゼン)
3-3 85分 セバスティアン・プリョードル(ブレーメン)
(記事/超ワールドサッカー)