ケルンの大迫(左)、ドルトムントの香川(中央)、シュトゥットガルトの酒井(右)Bongarts/Getty Images
ドイツの各地元メディアは14日、ブンデスリーガ第3節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
ドルトムント復帰初戦で1得点を挙げたMF香川真司には最高点「1」を与え、「あらゆるところに香川の姿があった」と評価した。王者バイエルンと対戦したシュトゥットガルトの日本代表DF酒井高徳は、「競り合いでは3分の2近くを制した」と及第点の「3.5」が与えられた。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり。(最高点1、最低点6)
■香川真司(ドルトムント)
対フライブルク戦(3-1○)先発出場、64分交代
『West Deutsche Allgemeine』
採点:1
寸評:マルコ・ロイスの負傷により、すぐさま10番の選手として必要とされ、ボールに触る度に歓声を浴びた。香川はドルトムントの攻守の切り替え、そして中心となった。活発な動きと好コンディション、あらゆるところに香川の姿があった。洞察力も優れ、まるでどこにも行っていなかったかのように、(味方に)ボールを要求した。ケヴィン・グロスクロイツへの縦パスで先制点を導き、2点目では絶好のポジションを取っていた。
『Revier Sport』
採点:2
寸評:ドルトムントに戻るや否や、チームに必要とされた。すぐさま味方と連係し、そして魔法をかけた。まるで、彼がどこにも行っていなかったかのように。グロスクロイツとのパス交換から先制点を導くと、次は自ら決めた。負傷でベンチに下がったが、見事にドルトムントに溶け込んだ。(けがが)単なるけいれんだったのは幸運。
■酒井高徳(シュトゥットガルト)先発フル出場
対バイエルン戦(2-0●)
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:代表戦で遅い合流となったが、11キロ以上の走行距離を記録したシュトゥットガルト5選手のうちの1人だった。パス成功率は芳しくないが(29%)、競り合いでは3分の2近くを制した。目立つ動きではなかったが、気持ちの込もったプレーをした。
■大迫勇也(ケルン)77分途中出場
対パーダーボルン戦(0-0△)
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:3
寸評:試合終盤、ペーター・シュテーガー監督が引き分けを狙って投入。いいシュートが1本。
『EXPRESS』
採点:なし(出場時間が短いため)
寸評:出場と同時に仕事をしたが、シュートはわずかにゴールの上だった。