香川真司が古巣復帰の心境を明かした [写真]=VI-Images via Getty Images
ドイツ誌『スポーツビルト』は18日、今夏ドルトムントに復帰を果たした日本代表MF香川真司のインタビューを掲載した。
まず香川は、ブンデスリーガでライバルと目されている王者バイエルンについて触れ、「バイエルンはセンセーショナルな個の力を持つ、非常に強いチームです。それについては疑いの余地がありません。彼らはトップの座についていますが、僕らも、そして他のブンデスリーガのクラブも、自信を持って戦って彼らを打ち負かすことはできるはず。そのために僕らは全力を尽くします」と、語っている。
さらに同選手は「もちろん全ての試合に勝ちたいです。僕らにはタイトル獲得に必要な選手、そして(ユルゲン・クロップ)監督がいます。マンチェスター・Uでもそれは同じでしたが、チームは機能していませんでした。調和しなければならないですからね。そして僕は、ここドルトムントではそれが完全に可能だと自信を持っています」と、2年間在籍したマンチェスター・Uとドルトムントの比較についても話した。
そして「ドルトムントへのカムバックは自宅に帰ってきたような気分か?」という質問に対して、香川は以下のようにコメントしている。
「それが正しい表現かどうかは分からないです。でも、僕の決断は明確でした。『ドルトムントに帰りたい。帰る場所はドルトムントだけだ!またこのクラブと共に成功を祝いたい』と。僕が一緒に成功を祝いたいクラブは他に存在しないのです。僕がマンチェスターでの2年目で、難しい状況だったことは誰もが知っています。(デイヴィッド・モイーズ)監督はあまり僕を使いたがらなかったし、チーム状態もあまり良くありませんでした。でも、ここにいられることで喜びはどんどん大きくなっていきます。僕の心はいつだってドルトムントと共にあるのです。イングランドでは難しい時間を過ごしましたが、ドルトムントにはいつだって僕を支援してくれる人々がいて、社会との結びつきも強かったです。彼らは僕に勇気を与えてくれました。ファン、チームメート、そして監督が僕を迎え入れてくれた時は、本当に心が温まった瞬間でした」