サポーターに支えられ、小クラブの冒険は続く [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガで、昇格組のパーダーボルンが旋風を起こしている。
パーダーボルンは、第4節を終えて、2勝2分けの勝ち点8。王者バイエルンやFW岡崎慎司の所属するマインツ、ホッフェンハイムと同勝ち点ながら、得失点差で上回り、堂々首位に立っている。
同クラブは、1907年に創設。100年以上の歴史を持つが、昨シーズンのブンデスリーガ2部で2位に入ったことで、クラブ史上初の1部昇格を果たした。
1部初参戦となった今シーズンは、開幕節でマインツとホームで対戦。終了間際に追いつかれ、2-2のドローに終わった。しかし、初の勝ち点を獲得すると、第2節では1部から降格経験のないハンブルガーSVを、敵地で3-0と撃破。第3節でFW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンをホームに迎え、0-0で引き分けた。
そして、第4節では、DF酒井宏樹とMF清武弘嗣の所属するハノーファーと対戦。ホームでの無敗対決を2-0と制し、ついに首位に浮上した。
23日に行われる第5節では、いよいよバイエルンのホームに乗り込む。人口約14万人の都市から生まれた旋風は、2連覇中の王者も巻き込むことができるのか。