フランクフルトのMF長谷部誠(左)とケルンのFW大迫勇也(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第7節が4日に行われ、MF長谷部誠とMF乾貴士が所属するフランクフルトと、FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンが対戦した。長谷部、乾、大迫が先発出場し、けがから復帰した長澤がベンチ入りした。
前節のハンブルガーSV戦で今シーズン2勝目を挙げたフランクフルトは、連勝を目指しホームゲームに臨んだ。対するケルンは、5試合ぶりの勝利を懸けて敵地に乗り込んだ。
8分、乾が右サイドをドリブルで駆け上がり、ペナルティエリアに侵入するが、ゴールに持ち込むことはできない。14分、相手DFの裏に抜け出した大迫がシュートを放つが、これはオフサイド判定。直後、ゴール前右に流れた大迫が相手DFを引きつけ、左サイドの空いたスペースに走り込んだマルセル・リッセがパスを受けると、右足からのシュートでネットを揺らし、ケルンが先制に成功する。
フランクフルトは17分、乾が再び右サイドからドリブルで切り込み、アレクサンダー・マイヤーにマイナスのクロスを供給。マイヤーが放ったシュートは、相手GKの正面に飛んでしまう。32分にも、乾のFKにマイヤーがヘディングで合わせゴールを狙うが、枠を捉えることはできない。
34分、ゴール前での混戦からボールを拾った乾が右足でシュートを放つも、相手DFに弾かれる。すると44分、マルコ・ルスからのスルーパスをペナルティエリア外右でハリス・セフェロヴィッチが受け、ゴール正面にクロスを上げる。マイヤーが相手DFと競り合いながらも、ヘディングでゴールに叩き込み、試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた後半、54分にセフェロヴィッチが右サイドからゴール前へクロスを上げると、前半同様にマイヤーがヘディングでシュート。この日2点目となるゴールを決めて、フランクフルトが逆転する。
ケルンは、ダニエル・ハルファーに代えてスワヴォミル・ペシュコを投入する。64分、リッセからのロングボールに大迫がヘディングで合わせるも、ゴール上に逸れる。すると1分後、ハーフウェイラインからのロングボールに飛び出したヨナス・ヘクターがワントラップから左足を振り抜き、同点ゴールを突き刺す。
追いつかれたフランクフルトは79分にCKを獲得する。ゴールを直接狙うボールはケヴィン・ヴィマーに当たりオウンゴール。フランクフルトが再びリードする。ケルンは、81分に長澤を投入。長澤がブンデスリーガでのデビューを飾った。
しかしケルンの反撃も及ばず、試合は3-2で終了。フランクフルトがホームで勝利を収めた。長谷部と乾はフル出場し、大迫は72分までプレーしている。
次節、フランクフルトはパーダーボルンと、ケルンは日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントと対戦する。
【得点者】
0-1 15分 マルセル・リッセ(ケルン)
1-1 44分 アレクサンダー・マイヤー(フランクフルト)
2-1 54分 アレクサンダー・マイヤー(フランクフルト)
2-2 65分 ヨナス・ヘクター(ケルン)
3-2 79分 オウンゴール(フランクフルト)