ヒートアップする両チームの選手 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第9節が26日に行われ、前節終了時点で2位のボルシアMGと首位のバイエルンによる無敗対決が、ボルシアMGの本拠地ボルシア・パルクで開催され、0-0で終了した。
前節のハノーファー戦に3-0で快勝したボルシアMGは、ここまで4勝4分と無敗を維持。3日前に行われ、5-0で大勝したヨーロッパリーグのアポロン・リマソル戦のスタメンから5選手を変更。ラファエウやアンドレ・ハーン、パトリック・ヘアマンが先発に復帰した。
一方、前節のブレーメン戦を6-0で大勝したバイエルンはリーグ戦4連勝中。5日前に行われ、7-1で大勝したチャンピオンズリーグのローマ戦のスタメンから2選手を変更。コンディション不良のアリエン・ロッベンと、ジェローム・ボアテングに代えて、ラフィーニャとダンテを起用した。
ローマ戦の3-1-4-2から4-1-2-3の布陣で臨んだバイエルンが立ち上がりからポゼッションを高めていった。両サイドバックのフアン・ベルナトとラフィーニャをウイングの位置にまで押し上げてピッチを広く使うバイエルンは、空いた中央のスペースを左インサイドMFのダヴィド・アラバが使うことでアクセントをつけていく。すると10分、アラバのコントロールシュートが右ポストに直撃する決定機が生まれた。
一方、フラットな4-4-2の布陣を採用するボルシアMGは、自陣に引きながら最前線のマックス・クルーゼを走らせるロングカウンターに活路を見いだそうとするが、バイエルンの圧倒的なポゼッション力の前に自陣から出ることすら許されなかった。
前半の半ばを過ぎてもハーフコートゲームが展開されたが、バイエルンの攻撃に慣れ始めたボルシアMGが34分に決定機を迎える。カウンターからハーンのロングフィードに抜け出たクルーゼがボックス中央に侵入。しかし、利き足とは逆の右足で放ったシュートはGKマヌエル・ノイアーのファインセーブに阻まれた。攻めあぐねるバイエルンも41分、ロベルト・レヴァンドフスキがシュートを放つが、ディフレクトして惜しくも枠外へ外れ、前半をゴールレスで終えた。
後半も立ち上がりから押し込むバイエルンに対し、ボルシアMGは51分にカウンターから3対2の局面を生み出す。そして、クルーゼのラストパスを受けたボックス右のハーンが枠の左を狙ったシュートを放つも、ノイアーのビッグセーブに阻まれた。
さらに58分、クルーゼのフィードに抜け出して放ったヘルマンのシュートもGKノイアーに阻まれ、66分の左CKからマーティン・シュトランツルが放ったヘディングシュートは枠外へ外れた。67分には左サイドからラファエウが蹴ったFKが直接ゴールに向かうが、ノイアーの好守に阻止されてしまう。
一方、敵陣でボールこそ持つものの単発な攻撃に終始するバイエルンは、66分にラフィーニャに代えてフランク・リベリーを右サイドに投入。しかし、攻撃のギアは上がりきらずに、ボルシアMGのカウンターを受け続けてしまう。
ボルシアMGは78分、カウンターからラファエウが強烈なシュートを放ったが、またもノイアーが好セーブ。その後、ヘルマンとハーンに代えてイブラヒマ・トラオレとファビアン・ジョンソンを投入し、カウンターからゴールを狙ったボルシアMGが、最後までバイエルンに得点を許さず、無敗対決は0-0で終了した。
(記事/超ワールドサッカー)