去就に注目が集まっているロイス [写真]=Bongarts/Getty Images
MF香川真司、MF丸岡満が所属するドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが、現在議論が巻き起こっているドイツ代表MFマルコ・ロイスの移籍について語った。ドイツ誌『スポーツビルト』が2日に伝えている。
同誌によると、ロイスが来夏にもドルトムントを離れバイエルンへ移籍するかもしれないという噂に対し、サッカー討論番組『Doppelpass』に出演したヴァツケCEOは、「彼は偉大な若者だ。だから彼がドルトムントを選んでくれることを願っている」と、同選手残留の望みを完全に捨ててはいないことを明らかにしたが、「もし来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得できなければ、彼をドルトムントに引き留めるのはほぼ不可能だ」とも話したという。
また、同CEOは、ドルトムントが経済力で他のビッグクラブに劣っていることも自覚しているようで、「マルコ(ロイス)は“違いを生み出せる選手”だ。我々も彼に対し(大金を)支払う準備はできている。しかし、もしマルコが純粋に経済面だけを求めるのであれば、我々はいつも“2番手の勝者”だ。バイエルンやレアル・マドリード、バルセロナのような相手と市場で争うことはできない」とコメントしている。