日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントの前主将で、今シーズン限りでの現役引退を表明している元ドイツ代表MFセバスティアン・ケールが、現役を続行する可能性が出てきている。11日、ドイツ紙『デア・ヴェステン』が伝えた。
同紙によると、ドルトムントのスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏が「まずは彼が今後もけがなくプレーを続けられるのかを見なければならない。今すぐに決定する必要はないからね。だが確実に、もう一度それ(ケールが本当に今シーズンで引退するのか)について話すことになるだろう」とコメントしたという。
9日に行われたブンデスリーガ第11節で同リーグ300試合出場を達成したケール。クラブ最年長の34歳にもかかわらず、若手に全く引けを取らないパフォーマンスを見せる同選手に対して、改めて現役引退の意思を問う構えを見せている。
またユルゲン・クロップ監督も「彼は今シーズン終了時でも同じように走り、丈夫でいるだろうね。彼がチームに残るように働きかけるつもりだ」と話したとのことで、指揮官を含めるドルトムント首脳陣は、まだまだケールの存在を必要としているようだ。
では当の本人はどうなのだろうか。
同監督のコメントについて感想を聞かれたケールは、笑いながら以下のように意味深なコメントを残したという。
「彼がそう言ったの?(笑))今はまだ11月だ。クリスマス期間はもちろんいつも、僕がゆっくりと考えをめぐらせる時間だよ」