今年3月までバイエルンで会長を務めていたヘーネス氏 [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンの元会長で、脱税の罪により現在服役中のウリ・ヘーネス氏が、来年初めにも同クラブへ戻ってくる可能性が浮上している。
12日、ドイツ誌『スポーツビルト』など複数の同国メディアが伝えたところによると、禁固3年6カ月の実刑判決を受けた同氏は、バイエルン州の刑罰規定では最短で来年1月に半自由拘禁囚(日中は一般の企業で勤務し、夕方以降に刑務所へ戻る囚人のこと)になることが可能だという。ヘーネス氏は今年3月に会長を辞任していた。
そしてバイエルンは既に同氏の復帰に向けて動き始めているとのことで、労働契約書の準備や、クラブの育成部門で勤務することなど、具体的なプランが描かれているそうだ。
また同誌によれば、カール・ホプフナー現会長は「彼がどの部門で働くかについては彼自身が決め、そしてその後にクラブ会員が決める」と、ヘーネス氏のカムバック計画が進んでいることを認めており、「彼ができるだけ早く、このクラブに帰ってくることを望んでいる。(ヘーネス氏が再び会長になるかどうかについては)理論的に言えば可能である」とコメントしている。
果たしてヘーネス氏は、来年1月5日に迎える62回目の誕生日をどこで祝うことになるのだろうか。