バイエルン、スタジアム建設費用約510億円を16年前倒しで完済

バイエルンの本拠地であるアリアンツ・アレーナ [写真]=Bongarts/Getty Images

 ドイツ最大のメガクラブ、バイエルンの資金力が改めて浮き彫りになった 。

 20日、ドイツ語版のブンデスリーガ公式HPが伝えた内容によると、バイエルンのCEOを務めるカール・ハインツ・ルンメニゲ氏は同クラブの広報誌『Bayern-Magazin』の中で、2005年に完成したホームスタジアム、アリアンツ・アレーナの建設費用である総額3億4600万ユーロ(約512億円)を既に完済したと話しているという。

 同氏は、「当初のプランでは25年、つまり2030年に支払いが終わる計算だった。しかし結果的に我々はたった9年半で完全にこれを払ってしまったんだ」と誇らしげに話し、続けて以下のようにコメントしている。

「これにより、アリアンツ・アレーナでの利益は全て、我々のチームクオリティを高めるための投資に使われるだろう」

 かつてウリ・ヘーネス元会長は「(スタジアム建設費用を完済すれば)年間約2500万ユーロ(約37億円)の利益がプラスになる」と話していたが、早速バイエルンは2015年1月までに同スタジアムの収容人数を、現在の7万137人から7万5000人にまで拡張する予定。飛ぶ鳥を落とす勢いでさらなる財政強化を続けていく。

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