ヘルタ・ベルリンの細貝(左)はフル出場、ケルンの大迫(右)は後半から出場した [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第12節が22日に行われ、ドイツの地元メディアは、日本人選手の採点と寸評を発表した。
MF細貝萌、FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとの一戦に後半から出場したFW大迫勇也は、アシストを記録したが評価は「4」。「大迫は完全に消えており、ケルンのパワープレーの中では、ゲームメーカーとしてできることは限られていた」と記されている。
一方、フル出場で勝利に貢献したMF細貝には「3」が与えられ、「競り合いで存在感を発揮し、いつものように安定したパフォーマンスだった」と評価されている。
ドイツ地元メディア『Sportal.de』による日本人選手の採点と寸評は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対ケルン戦(2-1○)フル出場
採点:3
寸評:試合開始前、細貝がイェンス・へゲラーに代わってセンターバックに入ることを予想していた人間は少なくなかったはずだが、この日本人選手はセントラルMFのポジションを守り、非常に堅実なプレーで、その選択が正しかったことを証明した。細貝は競り合いで存在感を発揮し、ペア・シェルブレットとともに、ヤニック・ゲルハルト、大迫勇也、そしてケヴィン・フォクトを封じ込めた。いつものように、元レヴァークーゼン選手の安定したパフォーマンスだった。
■大迫勇也(ケルン)
対ヘルタ・ベルリン戦(1-2●)46分から出場
採点:4
寸評:大迫が投入されると、すぐにアンソニー・ウジャーが同点ゴールを決めた。同点弾への夢のようなパスは、この日本人選手にとって追い風となるはずだったが、その後の大迫は完全に消えており、ケルンのパワープレーの中では、ゲームメーカーとしてできることは限られていた。かつての1860ミュンヘンの選手にとっては、非常に物足りない内容。
■清武弘嗣(ハノーファー)
対レヴァークーゼン戦(1-3●)フル出場
採点:3.5
寸評:前節の好パフォーマンスをこの試合に結びつけることはできず。相手ペナルティーエリア内の味方にボールをつなげようと奮闘し、パス成功率もまずまずだったが、1点を返したFKを除けば、思い通りにいくプレーは多くなかった。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対レヴァークーゼン戦(1-3●)フル出場
採点:4.5
寸評:ハノファーではボールタッチ数が最多だったが、レヴァークーゼンとの一戦は使い古しの1日となってしまった。とりわけ、26分に差し迫った状況でもないのに自陣ペナルティーエリア内でカリム・ベララビからボールを奪われたところは完全に集中力を失っていた。ベララビのシュートがネットの外側を揺らしたのは、ハノーファーにとっては幸運だった。