リベリーがヘーネス元会長と面会 [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンに所属する元フランス代表MFフランク・リベリーが、脱税の罪で現在服役中の同クラブ元会長、ウリ・ヘーネス氏の面会に訪れた。ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
同誌に対し、リベリーは「それ(面会に訪れたこと)は、僕にできる最低限のことで、自分にとってはとても大事なことだった。なぜならヘーネスは、今も昔も僕が尊敬してやまない人間だからだ。彼は僕に多くのことをしてくれた。それを忘れることなんてできない」とコメントしたという。
さらに同選手は「彼に会うためにあそこに行くのは、僕にとって重要なことだ。今は(ヘーネスが獄中にいて)とても悲しいが、彼も元気そうだった。彼がじきに外に出てこられることを願っている」と続け、またヘーネス氏が自身と会えたことにとても喜んでいたと話している。
2007年にリベリーがバイエルンへ入団して以降、2人はまるで実の親子のような関係を築いていた。2009年、リベリーに未成年買春疑惑が起こった時も同選手を一貫してかばい続けたヘーネス元会長は、この面会でもリベリーのことを終始気遣っていたようだ。
「彼は、僕と家族が元気かどうか聞いてくれた。そしてこう言ってくれたんだ。『お前がバイエルンのクラブ史に名前を刻みこんだということ、そしてお前はクラブにとって重要な選手であるということを、絶対に忘れてはいけない』とね」