先制点を決めたマイアー(左から2人目) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第13節が30日に行われ、日本代表MFの長谷部誠と乾貴士が所属するフランクフルトと、同代表MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。3選手はともに先発出場している。
試合は5分、攻撃に出ていたドルトムントだったが、フランクフルトのDFラインがクリアしたボールが、そのまま前線のアレクサンダー・マイヤーへのスルーパスとなる。エリア内まで持ち上がたマイヤーがGKとの1対1でシュートを放つと、ボールはGKローマン・ヴァイデンフェラーの股を抜きネットを揺らして、フランクフルトが早くも先制に成功する。
28分にドルトムントは、左サイドからのスローインを、エリア内左のゴールライン際で受けたピエール・エメリク・オーバメヤンが、マイナスの折り返しを入れると、セバスティアン・ケールが左足で合わせるが、これはGKフェリックス・ヴィートヴァルトの正面。40分にフランクフルトは、左サイドのバスティアン・オツィプカが中央へボールを送ると、マイヤーがダイレクトで落とし、ハリス・セフェロヴィッチがシュートを放つが枠をとらえらなかった。
前半はこのまま終了し、立ち上がりに先制点を奪ったフランクフルトが1点リードで折り返す。
後半に入って52分、カウンターを仕掛けるドルトムントは、オーバメヤンのスルーパスに反応したアドリアン・ラモスが、エリア内左からシュートを放つが、ヴィートヴァルトが体を張ってセーブ。66分にフランクフルトは、右サイドからのスローインの流れでクロスが入ると、中央のマイヤーがフリーでヘディングシュートを放つが、枠の右に逸れた。
74分にドルトムントは、左サイドのオーバメヤンからスルーパスを受けたラモスがエリア内ででシュートを放つが、枠を大きく外した。直後に、ケールに代えてイルカイ・ギュンドアン、香川に代えてミロシュ・ヨイッチを投入した。
78分、フランクフルトは前線にボールを送ると、ドルトムントのDFマティアス・ギンターが頭でバックパスを出すが、ボールは飛び出したGKヴァイデンフェラーを越えてしまう。追いかけていたセフェロヴィッチがそのボールを無人のゴールに流し込んで追加点。フランクフルトがリードを2点に広げた。
反撃したいドルトムントは81分、エリア手前の正面で獲得したFKをギュンドアンがゴール右上を直接狙うが、スピードがなくヴィートヴァルトが反応しゴールとはならなかった。
試合はこのまま終了。ドルトムントが2失点でフランクフルトに敗戦し、最下位に転落となった。なお、香川は74分まで、乾は90分までプレーし、長谷部はフル出場した。
【得点者】
1-0 5分 アレクサンダー・マイヤー(フランクフルト)
2-0 78分 ハリス・セフェロヴィッチ(フランクフルト)