ボルシアMG戦に出場したヘルタ・ベルリンのMF細貝萌(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第14節が6日に行われ、ボルシアMGとMF細貝萌、FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。細貝はボランチで先発出場、原口はベンチスタートとなった。
開始9分、ボルシアMGがハーフウェーラインを過ぎたゴール正面の位置でFKを獲得する。トルガン・アザールの鋭いクロスに、マークを外して飛び込んだトニー・ヤンシュケがヘディングで合わせ先制点を奪う。23分にはCKからラファエウが強烈なミドルシュートを放つがトーマス・クラフトが防ぐ。弾いたボールを再びマックス・クルーゼが右足で狙うも、クラフトの好セーブに阻まれネットを揺らすことはできない。
押され気味のヘルタ・ベルリンは29分、ニコ・シュルツに代えてロニーを投入する。35分、そのロニーからのパスを受けたアニス・ベン・ハティラがペナルティエリア内からシュートを放つが、得点には至らず。すると前半終了間際、右サイドのベン・ハティラがゴール前にクロスを供給。相手DFの背後をフリーで抜け出したユリアン・シーバーがヘディングシュートを叩き込み、1-1で前半を折り返す。
53分、鋭い縦パスに反応したアルバロ・ドミンゲスが左サイドを駆け上がりダイレクトでゴール前のラファエウにラストパス。最後はラファエウが相手GKの股を抜く右足シュートを決め、ボルシアMGが逆転する。
再び追う展開となったヘルタ・ベルリンは71分、ゴール正面の位置で細貝が倒されFKを獲得するも、得点に繋げることができない。直後、細貝とベン・ハティラをベンチに下げる。ボルシアMGの猛攻が続く中、83分にカウンター攻撃からトルガン・アザールが右サイドを一気にドリブル突破。途中出場のイブラヒマ・トラオレがゴール前でパスを受け放ったシュートは相手DFにブロックされるが、こぼれ球に詰め寄ったアザールが流し込み追加点。リードを2点に広げる。
89分にはロニーが直接FKでゴールを狙うが、相手GKにキャッチされる。すると、アディショナルタイムに途中出場のサロモン・カルーが倒されPKを獲得。これをカルーが冷静に沈め、1点を返すも時間切れ。3-2でボルシアMGが勝利を収めた。なお、原口に出場機会はなく、細貝は72分までプレーしている。
次節、ボルシアMGはレヴァークーゼンと、ヘルタ・ベルリンは日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと対戦する。
【得点者】
1-0 9分 トニー・ヤンシュケ(ボルシアMG)
1-1 45分 ユリアン・シーバー(ヘルタ・ベルリン)
2-1 53分 ラファエウ(ボルシアMG)
3-1 83分 トルガン・アザール(ボルシアMG)
3-2 90+2分 サロモン・カルー(ヘルタ・ベルリン)