アシストを記録した乾(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第14節が7日に行われ、日本代表MF乾貴士と同MF長谷部誠が所属するフランクフルトは、ホームでブレーメンと対戦した。乾と長谷部はともに先発出場している。
第11節でバイエルンに敗れて以降、連勝が続くフランクフルトは、好調そのままに前節と同じ11名をスターティングメンバーに送り出した。一方、下位に低迷するブレーメンは先発3名を入れ替えてきた。
乱打戦の幕を開けたのは、ホームのフランクフルトだった。34分、ロングスローを受けたハリス・セフェロヴィッチが落としたボールを、マルク・シュテンデラがシュート。ボールは惜しくもポストに弾かれるが、こぼれ球をアレクサンダー・マイアーが押し込み先制に成功する。
リードを守りたいフランクフルトだったが、ブレーメンも反撃に出る。45分、左コーナーキックを獲得すると、ズラトコ・ユヌゾヴィッチが上げたボールを頭で合わせたのはテオドール・ゲブレ・セラシェ。これが決まり、ブレーメンが1-1の同点に追いついて前半を折り返す。
しかし、後半立ち上がりにフランクフルトが勝ち越しに成功する。52分、左サイドでボールを受けた乾が、中に切れ込んでアーリークロスを入れる。すると、ラファエル・ヴォルフがキャッチをし損ね、セフェロヴィッチと交錯。危険なプレーと思われたが、主審はファウルを取らず、こぼれ球をセフェロヴィッチが決めて、スコアは2-1となる。このプレーで、ヴォルフは負傷交代を余儀なくされた。
続いて68分、ペナルティエリア右でパスを受けたシュテファン・アイグナーがシュート。ポストを叩いたボールに詰めていたのは、またしてもマイアー。この日2点目を決め、さらにチームを勢いづかせる。76分には、バスティアン・オツィプカのクロスが流れ、アイグナーがフリーでシュート。フランクフルトがリードを3点に広げる。
79分に、ルカ・カルディローラのゴールで1点を返したブレーメンだったが、直後の80分に、乾のパスからシュテンデラにミドルシュートを叩きこまれ万事休す。
フランクフルトが5-2でブレーメンに快勝し、7位に浮上した。乾は82分に途中交代、長谷部はフル出場を果たしている。
【得点者】
1-0 34分 アレクサンダー・マイアー(フランクフルト)
1-1 45分 テオドール・ゲブレ・セラシェ(ブレーメン)
2-1 52分 ハリス・セフェロヴィッチ(フランクフルト)
3-1 68分 アレクサンダー・マイアー(フランクフルト)
4-1 76分 シュテファン・アイグナー(フランクフルト)
4-2 79分 ルカ・カルディローラ(ブレーメン)
5-2 80分 マルク・シュテンデラ(フランクフルト)