低迷するチームに懲罰練習を科したルフカイ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンのヨス・ルフカイ監督が練習中に激怒し、懲罰トレーニングを科ていたことが明らかになった。11日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ヘルタ・ベルリンは、直近のリーグ戦5試合を1勝4敗で終え、現在15位に低迷している。13日に行われるブンデスリーガ第15節、日本代表MF香川真司が所属するドルトムント戦の結果次第では、自動降格圏に転落する可能性もある。
しかし選手たちは集中力の欠如からか、10日に行われた練習でパスミスを連発したため、ルフカイ監督は激怒し、「お前たちがそういうプレーをしたいなら、腕立て伏せをやってくれ。1本のパスを味方に出すだけの、簡単な練習だろ!もしパスミスをしたら、腕立て伏せ20回だ!」と、怒りの懲罰トレーニングを科すことにした。
そして同紙によると、このパス交換トレーニングの中断は3回あり、選手は計60回の罰を科せられたそうだ。それでも怒りの収まらない同監督は、「ボールを味方にパスするのがそんなに難しいのか?自分の胸に聞いてみろ!ボールを持っていない人間も自らイニシアチブを示せ!」と、大声で怒鳴り散らしたと伝えられている。
その後、練習はショートパスからロングパスに変わったが、ここでもルフカイ監督は「黙って立っていることは許さない。コミュニケーションをして、脳みそのスイッチを入れろ」と、失敗を犯した際には10回の腕立て伏せを命令。最終的には計20回の罰が追加されてしまったようだ。