クロップ監督(右)が香川真司(左)に言及した [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
13日に行われるブンデスリーガ第15節で、日本代表MF細貝萌、FW原口元気のヘルタ・ベルリンと日本代表MF香川真司のドルトムントが対戦する。
第14節を終えて勝ち点14、14位に沈むドルトムント。敵地での一戦を前に、ユルゲン・クロップ監督が記者会見に出席し、香川について言及した。ドイツ誌『キッカー』日本語版HPがコメントを伝えている。
今シーズン、マンチェスター・Uからドルトムントへ復帰した香川は、ブンデスリーガ第14節終了時点で11試合に出場し、1得点。復帰戦となった9月13日の第2節フライブルク戦でゴールネットを揺らしたが、以降は得点を挙げていない。クロップ監督は「激しい対人戦のために、真司を獲得する必要はない。センターバックとして香川を獲得するのは馬鹿げているだろう?」と、独特の言い回しで香川を擁護しつつ、「マンチェスター・Uで恵まれた状況に置かれていたわけではなかったが、それでも素晴らしい滑り出しを見せてくれた。だが比較的早く、そこまでうまくいかなくなってしまった」と、話した。
そして、「真司は今も素晴らしい選手だ。だが、この2年間の状況や前半戦での状況を踏まえた上で、いきなり絶好調になって、何でもやってのける方が驚くべきことだと言えるだろう」と続け、「特に攻撃的な選手では、それ(安定感の構築)が難しいのだ。逆に守備的な選手であれば、常に安定感を得られるのでやりやすくはあるのだけどね」とコメントしている。