今季6得点目を挙げたカールスルーエのMF山田大紀(中央)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部第17節が13日に行われ、MF山田大記が所属するカールスルーエは敵地で1860ミュンヘンと対戦した。
0-1で迎えた後半、山田のアシストからFWロウベン・ヘニングスが同点ゴールを決める。67分には、山田が今シーズン6得点目となる勝ち越しゴールを挙げ、さらに2分後、チーム3点目を演出。山田が放ったシュートのこぼれ球を、再びヘニングスが押し込みリードを広げる。74分に1点を返されるも、逃げ切ったカールスルーエが3-2で勝利。暫定2位に浮上した。
全3得点に絡む活躍を見せた山田は、「正念場だと思った」と試合を振り返った。ブンデスリーガ日本語版公式HPがコメントを伝えている。
1ゴール1アシストでチームの勝利に貢献した山田は、「ゴールは自分でもよく見えてなくて、変な感じでした。その後のシュートも決められれば良かったんですけど、バーに当たってしまった。チームメイトが押し込んでくれて良かったです」とコメント。試合内容については、「逆転勝ちは初めて。目標の『昇格』を達成するためには、最初から集中して先制するのが前提だけど、それでも失点するゲームはある。それを逆転することはとても大事なことだと思うので、そういう意味で今日のゲームはすごく良かったと思います」と語り、手応えを示した。
8試合負けなしのカールスルーエは暫定2位に浮上。山田は「せっかく前節で3位になったので、前半で先制を許したときは本当に正念場だと思いました。今日負けたらなかなか厳しいんじゃないかと。(ブンデスリーガに)上がるためには、勝ち点を取りこぼすことはできない」と話し、年内の残り2試合を勝利で終えたいと気合いを入れた。
今シーズン6得点目を挙げた山田は、「自分が点を取った試合は全部勝っていることが嬉しいです」と、チームを勝利へ導くゴールが決められていることを喜んだ。