アウクスブルク戦に出場したハノーファーのMF清武弘嗣(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツの地元メディアは、16日に行われたブンデスリーガ第16節および2部第18節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
アウクスブルク戦で先制点を演出した、ハノーファーの日本代表MF清武弘嗣には「3」の及第点をつけた。またハノーファーは、勝利のなかった直近4試合全てで3点以上を奪われていたが、同試合ではクリーンシートを達成。フル出場したDF酒井宏樹にも「3」の及第点を与え、「攻撃では度々プレッシャーをかけていた」と評価している。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり。(最高点1、最低点6)
■清武弘嗣(ハノーファー)
『Sportal.de』
対アウクスブルク戦(2-0◯)先発出場、90分交代
採点:3
寸評:試合序盤、ボールを失ったところからアレクサンダー・エッスヴァインのビッグチャンスを招くという、致命的なミスをやらかした。同じ攻撃的MFのラース・シュティンドルとジミー・ブリアンに比べれば、やや目立たなかったが、CKで先制点をアシストした。後半、ゴールを決めたが、オフサイド判定で認められないことがあった。しかし、試合前半に比べるとパフォーマンスを上げた。
■酒井宏樹(ハノーファー)
『Sportal.de』
対アウクスブルク戦(2-0◯)先発フル出場
採点:3
寸評:守備では危ういところもあったが、攻撃では度々プレッシャーをかけていた。再三、右サイドで攻撃に絡み、ゴールにつながらなかったものの、上手くボールをつないでいた。
■酒井高徳(シュトゥットガルト)
『Sportal.de』
対ハンブルガーSV戦(1-0◯)先発フル出場
採点:4
寸評:酒井は、シュトゥットガルト守備陣のウィークポイントだった。ボールロストがチームの中で最多だっただけでなく(23回)、攻撃でも有効なプレーが少なかった。そして、ハンブルガーSVが攻撃を仕掛けるとき、それは酒井の左サイドからだった。
■田坂祐介(ボーフム)
『Revier Sport』
対フュルト戦(0-0△)先発フル出場
採点:4
寸評:田坂は、他の選手にとっては悩みの種になりかねない。アイデアを持っていることは伝わるが、それをプレーにつなげることができない。彼のパスミスによって、何度もカウンターのチャンスが消えた。守備も模範的とは言えないものだった。