ドルトムントを率いるクロップ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが、冬の移籍市場でFWを獲得する可能性が出てきた。17日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在16位に沈むドルトムントは開幕から16試合を終え17得点で、ユルゲン・クロップ監督も「チャンスを利用する効率において、我々はあまりにもナンセンスすぎる!」と語るほど、深刻な得点力不足に陥っている。そのため同クラブが冬のマーケットで積極的に動き、新しいFWを獲得するのは不自然なことではない。
『ビルト』によれば、その候補者は2人いるとのことで、1人目はパレルモでプレーするアルゼンチン出身FWパウロ・ディバラ、そして2人目がリエカ(クロアチア)所属のクロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチ。
特にドルトムントが第一獲得候補に挙げている23歳の後者は、今シーズンのクロアチアリーグで18試合に出場し21得点を挙げるなど急激な成長を見せており、市場価値も推定450万ユーロ(約6億6000万円)と決して高い買い物ではない。
同クラブは今夏、イタリア代表FWチーロ・インモービレに推定1850万ユーロ(約27億円)、コロンビア代表FWアドリアン・ラモスに推定1000万ユーロ(約14億6000万円)の移籍金を支払い、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの穴埋めを行ったが、新加入選手2人が今シーズンのリーグ戦で挙げた得点は合計5ゴール。期待していたものとは程遠い状況だ。
クロップ監督は「新戦力を獲得することに意味があるかどうか、我々はいつも考えている」と同紙にコメントしているが、はたしてドルトムントがこの冬にセンターフォワードを補強することはあるのだろうか。