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大迫が終盤に途中出場…ケルンは好調ヴォルフスブルクに逆転負け

2014.12.21

決勝点をあげたナウド(後) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第17節が20日に行われ、FW大迫勇也、MF長澤和輝が所属するケルンは、敵地でヴォルフスブルクと対戦した。大迫、長澤はともにベンチスタートとなった。

 なかなか連勝が出来ず、中位に留まるケルンは、今シーズン躍進を遂げ、2位につけるヴォルフスブルクに挑んだ。

 最初にチャンスを得たのはホームのヴォルフスブルク。5分にショートコーナーからリカルド・ロドリゲスがクロスをあげ、中でロビン・クノッへがヘディングシュートを放つが、バーの上に外れた。

 するとケルンの攻撃からスコアが動く。11分、カウンターからボールを受けたアンソニー・ウジャーがドリブル突破からシュートを放ち、コーナーキックを得る。直後のCKの流れから、ダニエル・ファルハーが浮き球のパスを出すと、ドミニク・マロフがワントラップからのボレーシュート。ボールはGKディエゴ・ベナーリオの手を弾き、ネットに吸い込まれ、ケルンが先制点をあげた。

 ホームで先行されたヴォルフスブルクだったが、すぐさま試合を振り出しに戻す。16分、右サイドを駆け上がったヴェイリーニャのアーリークロスを、バス・ドストが打点の高いヘッドで合わせ、すぐさま同点に追いつくことに成功した。さらに21分、再びヴェイリーニャのクロスからドストがヘディングシュート。ここはなんとかGKティモ・ホルンが弾き出したが、こぼれ球を拾ったドストのラストパスをジュニオール・マランダがシュート。しかし枠を外れて、ケルンは難を逃れた。

 徐々に押し込まれていたケルンだが、個人技からチャンスを作る。36分、ハルファーが右サイドから中央に切れ込み、角度の無いところからシュートを放つ。ベナーリオは頭上を越えるボールを見送ることしか出来なかったが、クロスバーに弾かれて得点には至らなかった。

 その後、両チームともにチャンスを作るが、決め手を欠いて1-1のまま前半を終えた。

 後半立ち上がりに主導権を握ったのはケルンだった。55分、カウンターから、途中出場のシモン・ツォラーが抜けだしてシュートを放つも、ディフェンスにブロックされる。64分にはハルファーがミドルシュートを放つも、勢いがなくベナーリオにキャッチされてしまう。

 ボールを支配しながらも、前半の勢いがやや薄れたヴォルフスブルクは、75分にコーナーキックのこぼれ球を、ルイス・グスタヴォがシュートしたが、バーの上を越えた。さらに77分、グラウンダーのクロスをドストが合わせたが、ここもディフェンスに阻まれる。しかし78分、直後に得た右からのコーナーキックを、ナウドが打点の高いヘッドで合わせ、遂にヴォルフスブルクが逆転に成功した。

 点が必要になったケルンは83分に大迫を投入。後半アディショナルタイムにウジャーがチャンスを得たが、ベナーリオと衝突し、シュートまで持ち込めなかった。

 結局、ケルンは追いつくことが出来ず、2014年を勝利で締めくくることは出来なかった。大迫は83分から途中出場し、試合終了までプレーし、長澤には出場機会が無かった。

 【スコア】
ヴォルフスブルク 2-1 ケルン

【得点者】
0-1 11分 ドミニク・マロフ(ケルン
1-1 16分 バス・ドスト(ヴォルフスブルク
2-1 78分 ナウド(ヴォルフスブルク

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