ホッフェンハイム戦に先発出場したMF細貝萌(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第17節が21日に行われ、MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとホッフェンハイムが対戦した。細貝は2試合連続の先発、原口はベンチスタートだった。
立ち上がりは互いに静かな内容となった。最初のチャンスは15分、ホッフェンハイムは右CKからファーサイドへクロスを上げる。相手GKがクリアし切れずこぼれたところをスヴェン・シップロックが拾い折り返し、中央のケヴィン・フォラントがシュートを放ったが、相手DFに防がれる。20分、ゴール正面左やや遠い位置でFKを獲得する。ピルミン・シュヴェクラーがゴール前に落としたボールをエルミン・ビチャクチッチがヘディングで合わせるも、枠の上に外れる。
徐々にペースを掴み始めたホッフェンハイムは23分、左サイドでケヴィン・フォラントがドリブルで仕掛けると、深い位置から鋭いグラウンダーのクロスを中央に入れる。ブロックに入ったジョン・アンソニー・ブルックスがゴール前に流れ込んだボールに触りまさかのオウンゴール。2分後には、先ほどオウンゴールしたブルックスがエリア内でファウルを取られPKを献上。これをセヤド・サリホヴィッチが冷静に沈め、一気にリードを2点に広げる。
依然としてヘルタ・ベルリンにとって悪い流れが続く。38分、エリア内でアンドレアス・ベックに後方からプレッシャーを掛けにいったニコ・シュルツがファウルの判定を受け、またしてもPKを献上。サリホヴィッチがゴール右に叩き込みこの日2点目を挙げる。前半終了間際には、中盤でロベルト・フィルミーノに対して右足を高く上げチャージした細貝にイエローカード。累積警告により、細貝は次節のブレーメン戦が出場停止になった。
3点のリードを許したヘルタ・ベルリンは迎えた後半、54分に左サイドで細貝の縦パスに抜け出したシュルツが折り返しのクロスを入れ、中央に走り込んだアニス・ベン・ハティラが合わせにいくも、ネットを揺らすことができない。
まずは1点を返したいヘルタ・ベルリンだったが、ホッフェンハイムは74分にカウンター攻撃からシンプルにシップロック、フォラント、フィルミーノと繋いでいく。エリア内でフィルミーノが相手GKを引きつけたところで、右から走り込んだシップロックがパスを受け、無人のゴールに流し込み追加点。さらには84分に途中出場のセバスティアン・ルディがダメ押しゴールを決め、試合は5-0で終了。ヘルタ・ベルリンはリーグ前半戦を5勝3分け9敗で終えた。なお、細貝は59分までプレー、原口に出番はなかった。
【得点者】
0-1 23分 オウンゴール(ジョン・アンソニー・ブルックス/ヘルタ・ベルリン)
0-2 26分 セヤド・サリホヴィッチ(ホッフェンハイム)(PK)
0-3 39分 セヤド・サリホヴィッチ(ホッフェンハイム)(PK)
0-4 74分 スヴェン・シップロック(ホッフェンハイム)
0-5 84分 セバスティアン・ルディ(ホッフェンハイム)