グアルディオラ監督(左)と談笑するヘーネス氏(右)(2014年5月) [写真]=Bongarts/Getty Images
巨額脱税の罪により禁固3年半の実刑判決を受け、2014年6月から刑務所に入っていたバイエルンの元会長ウリ・ヘーネス氏が、かねてから噂されていた通り、近日中に半自由拘禁囚(日中は一般企業で勤務し、夜になると刑務所に戻る囚人のこと)として同クラブ“復帰”する予定だという。
2日、ドイツ誌『レヴィーア・シュポルト』や『スポーツビルト』など複数メディアが伝えている。
それらによると、バイエルン州法務省のウルリケ・ロイダー参事官が「ヘーネス氏は金曜(2日)から半自由拘禁囚になりました」と公式に発表。個人情報の観点から具体的な勤務先などは明らかにされなかったが、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは先日、ドイツ第2国営放送局のスポーツ番組『Sportstudio』に出演し、「1月の頭から、彼は我々の育成部門で働くことになるだろう」と話していた。
また、これに先立ちヘーネス氏は2014年12月24日から26日までの間、そして同31日から2015年1月1日までの延べ5日間で出所を許可され、クリスマスや新年を家族と祝うため自宅へ戻っていた。
なお、バイエルン州の規定では、模範囚は刑期が半分ほどに削減される措置も取られており、『レヴィーア・シュポルト』によれば2016年3月頃には完全に自由の身となる可能性が高いとのことだ。