散々な大晦日を過ごしたR・ロドリゲス [写真]=Bongarts/Getty Images
ヴォルフスブルクに所属するスイス代表DFリカルド・ロドリゲスが、2014年12月31日の夜にナイトクラブで、ツヴァイカンプフ(※ドイツ語で「1対1の対決」)をしていたことが明らかになった。3日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同紙によるとR・ロドリゲスは大晦日の夜、兄ロベルト、弟フランシスコらと新年を祝うためチューリッヒのナイトクラブ付きレストラン『ヒルトル』を訪問。同選手はかつてFCチューリッヒのユースチームに所属し、また弟フランシスコは現在も同クラブでプレーしているが、偶然にもレストラン内にはライバル、グラスホッパースのファンが大勢いたという。
店内の防犯ビデオには、ロドリゲス兄弟の存在に気付いたファンの1人がフランシスコに殴りかかろうとする姿が映っており、その報復としてロドリゲスが右腕を大きく振っている瞬間も撮影されていた。幸いにも、双方の拳は空振りに終わり負傷者は出なかったが、その後も両者はしばらく罵詈雑言を浴びせ続けていたとのことだ。
同紙の取材に対しR・ロドリゲスは「僕は暴力に反対しているし、アルコールも飲まない。クラブに行くことも滅多にない」とコメントした一方で、「でも家族が関われば別だ。僕は彼らを守らなければならない。僕の家族は挑発され、脅され、攻撃まで受けたんだから」と事件について説明している。
R・ロドリゲスにとっては散々な形で2015年を迎えることとなってしまった。