ブラジルW杯で対戦したダンテ(左)とミュラー(右) [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するブラジル代表DFダンテが、チームメイトのドイツ代表MFトーマス・ミュラーに対して、ブラジル・ワールドカップでの大敗をからかうのを止めもらうよう頼んだと明かした。ブラジルメディア『Globo』が伝えている。
ブラジル代表は、2014年7月8日に行われたブラジル・ワールドカップ準決勝でドイツ代表と対戦し1-7の歴史的な大敗を喫した。同試合でフル出場したダンテにとっては、対戦相手のドイツ代表にはミュラーや、トニ・クロース(同大会後にレアル・マドリードに移籍)を含む7選手のチームメイトがいた。
ダンテは、同メディアのインタビューで「トーマス・ミュラーはいつもあちこちで冗談を言って遊ぶのが好きなんだ」と明かすと、「僕は彼のところへ行き『笑えると思うが、僕にとっては平気なことではないし、まだ冗談にできる時ではない。僕のことを分かっているだろう』と言ったんだ。彼が謝罪して終わったよ」と語り、ミュラーに大敗の冗談を止めるよう頼んでいたことを明かした。
また、ダンテはドイツ戦について「あの大敗で負った傷はそんな早くには治らない。あの試合、僕らは上手く組織できていなかった。2失点目の直後に、集中を欠いて完全に混乱していたし、戦術的な統制も欠いていた。残念なことに、(大敗は)とても苦痛なことだった。だが、残りの僕らのキャリアにとって良い教えにもなるだろう」と振り返っている。