カタールキャンプに臨んでいるバイエルンのグアルディオラ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
他を寄せ付けない圧倒的な強さで今シーズンのブンデスリーガ前半戦を終えたバイエルンは現在、カタールで合宿を行っている。今月末に再開されるリーグ後半戦に向けて気を引き締めていきたいところだが、思わぬ伏兵が立ちはだかった。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
報道によると、9日夕方の練習中、見学に来ていたファンの1人が柵を飛び越えてジョゼップ・グアルディオラ監督の下へ一目散に走り出したという。ファンは自身のスマートフォンを使って同監督との2ショット写真を撮ることを目的としていたため、大事には至らなかった。だが、現場に約20名いた警備員の網は、いとも簡単に破られてしまった。
“事件”を受けた同監督は、練習場における警備強化を依頼。ファンの動きを監視する人間を大幅に増やした。9日まではピッチのすぐ脇で観客が練習風景を眺めることが可能だったが、柵の位置も従来より3メートルほど遠ざけられた。
しかし、カタールでも絶大な人気を誇るグアルディオラ監督に近づこうと、侵入禁止エリアに足を踏み入れようとするファンは後を絶たない。また、同監督が練習場を去る際には、多くの警備員に囲まれて移動しなければならないようだ。