ドルトムントを指揮するクロップ監督 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントは21日、ユトレヒトと練習試合を行い1-0で勝利を収めた。これで練習試合3試合を無失点で終えたドルトムントだが、ユルゲン・クロップ監督は「理想とするレベルには達してもいない」と釘を刺した。23日、クラブ日本語版公式HPがコメントを伝えている。
シーズン後半戦の開幕が迫る中、クロップ監督は「手応えがないわけではないが、我々がやるべきことはまだ残っている」と語る。「確かに、3連続完封は評価できるが、ブンデスリーガの試合とは違う。その辺りを勘違いしてはいけないよ」と、練習試合の結果はあくまで参考程度だと主張した。
現在ドルトムントはドイツ代表MFスヴェン・ベンダーや同DFエリック・ドゥルムをはじめ、同MFケヴィン・グロスクロイツ、元ドイツ代表MFセバスティアン・ケールらがけがのため治療や調整を行っている。指揮官は「戦力は十分に揃っている」と話すが、不安を抱えたまま後半戦を迎えることになりそうだ。
「全体をコンパクトに保ちながら、全員がそれぞれの役割をより正しく認識すること。そして、チームとしてもう一歩前進できれば」
降格圏の17位に沈むドルトムントはトンネルを抜け出すことができるのか。まずは31日に行われるブンデスリーガ第18節のレヴァークーゼン戦で4試合ぶりの勝利を目指す。