バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ社長が、ウリ・ヘーネス元会長に対し「再び会長職に就きたいか?」と質問していたことを明らかにした。26日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
脱税の罪により禁固3年半の実刑判決を受け、昨年6月より獄中生活を送っていたヘーネス氏は、模範囚であり逃亡の恐れもなかったため、半自由拘禁囚(日中は一般企業で働き、夕方になると刑務所へ戻る囚人のこと)として今月2日からバイエルンのユース部門で勤務している。
『ビルト』によると、ルンメニゲ社長は24日、ファンとのイベントへ出席した際に、こう話していたという。
「私はすでにウリ(ヘーネス)に何度か会長職のことについて質問してみた。『将来どうしたいか考えているのか?再び“攻撃”するのか?』とね。彼の答えは『分からない。私は7ヶ月間、難しい時間を過ごし、そこでは多くのことを考えた。まずはゆっくりリラックスしながら全てを決めたい』ということだった。彼はまだ、自分がどうするのか決定していないような印象を受けた」
バイエルンを大きく成長させたヘーネス氏の手腕は同クラブのファンから高く評価されており、そのイベントでもときおり「ウリ!ウリ!」という歓声が上がっていたとのことだ。