9月に行われたユーロ2016予選のアルバニア戦に出場したJ・ペレイラ [写真]=Getty Images
MF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーは29日、スペインのバレンシアからポルトガル代表DFジョアン・ペレイラを獲得したとクラブ公式サイトで発表した。
現在30歳のペレイラは、右サイドバック(SB)を務め、ポルトガル代表では40試合に出場し、昨年夏のブラジル・ワールドカップでもプレー。2012年7月に加入したバレンシアでは公式戦75試合に出場していた。
ハノーファーの右SBは酒井宏樹が務めているおり、今シーズンの前半戦全18試合の内、負傷で1試合欠場したのみで、17試合に先発していた。
しかし、同クラブは、この冬の移籍市場で右SBの補強を画策。26日には同じ右SBのスロヴェニア代表DFペタル・ストヤノヴィッチの移籍が目前で破談になったばかりだった。そして今回、J・ペレイラの加入が決まったハノーファーは右SBの補強に成功。酒井宏樹は同選手とのポジション争いを強いられることとなった。
同選手の加入でタイフン・コルクト監督は、「後半戦に向けて、右サイドバックの選手が欲しかった。ジョアン・ペレイラは、すぐに彼の経験とファーストクラスの能力でチームに貢献してくれるだろう」とコメントしている。
ハノーファーは、31日に行われるシーズン後半の初戦であるブンデスリーガ第18節で、DF内田篤人が所属するシャルケと対戦する。