4失点を喫したバイエルンのシュヴァインシュタイガー [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が30日に行われ、ヴォルフスブルクがバイエルンと対戦した。
リーグ2位につけるヴォルフスブルクが、勝ち点差11で首位を走るバイエルンをホームのフォルクスワーゲン・アレーナに迎えて、今シーズン後半の初戦に臨んだ。
試合は立ち上がりの4分に動く。カウンターを仕掛けたヴォルフスブルクは、右サイドのダニエル・カリジュリからのパスで抜け出したケヴィン・デ・ブライネがワンタッチで左へパスを送る。同じく走り上がっていたバス・ドストがエリア内でパスを受けて、ダイレクトでシュートを放つと、GKマヌエル・ノイアーは逆を突かれて一歩も動けず、ボールはゴール右下に流れ込んだ。
先制点を決めたヴォルフスブルク、さらに前半のアディショナルタイム、右サイドからのFKで、相手がクリアしたこぼれ球に、エリア手前でドストがボレーシュートを放つと、ボールは右上の隅に吸い込まれゴール。ヴォルフスブルクが前半の内にリードを2点に広げて折り返した。
後半に入って53分、バイエルンが高いディフェンスラインをとる中、マキシミリアン・アーノルトのパスでデ・ブライネがハーフラインを抜け出して、敵陣を独走。エリア内に侵入したところで、右足を振り抜いてネットを揺らし、ヴォルフスブルクが3点目を決めた。
まさかの3失点を喫したバイエルンは55分、ロベルト・レヴァンドフスキの横パスで、エリア内左に抜け出したフアン・ベルナトが切り返しでDFを1人かわすが、タッチが大きくなりナウドがクリア。しかしそのボールはベルナトの体に当たり、そのまま押し込んで、バイエルンが1点を返した。
しかし73分、またもヴォルフスブルクがカウンターを仕掛ける。自陣のエリア内手前でボールを奪ったアーノルトのロングパス1本でデ・ブライネが抜け出して相手のエリア内まで侵入。DFダンテを切り返しでかわして左足を振り抜くと、ゴール左上に突き刺さり、ヴォルフスブルクが4点目を奪った。
試合はこのまま終了。今シーズンの前半戦で4失点しかしなかった首位のバイエルンから、ヴォルフスブルクが4ゴールを奪い、4-1で勝利した。バイエルンは今シーズンのリーグ戦で初黒星となった。この結果、順位に変わりはないが、2位のヴォルフスブルグはバイエルンとの勝ち点差を8に縮めている。
【得点者】
1-0 4分 バス・ドスト(ヴォルフスブルク)
2-0 45+1分 バス・ドスト(ヴォルフスブルク)
3-0 53分 ケヴィン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク)
3-1 55分 フアン・ベルナト(バイエルン)
4-1 73分 ケヴィン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク)