パーダーボルン戦に先発出場した岡崎(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が31日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツとパーダーボルンが対戦した。岡崎は先発出場している。
9試合勝ち無しでウィンターブレイクを迎えたマインツ。昨シーズン7位と躍進を遂げながらも、今シーズンはいまいち調子が上がらない。一方昇格組ながら序盤は健闘し、首位にも立ったパーダーボルンだが、徐々に勢いは薄れ7試合勝ち無しの状況が続いている。どちらも再開初戦で勝利が欲しいところだ。
試合は6分、マインツが右サイドから攻めると、ペナルティエリア右でパブロ・デ・ブラシスからのパスを受けたユヌス・マッリが左足シュートを決め、マインツが早々に先制した。続く15分、新加入のピエール・ベントションがミドルシュートを放つが、枠を外れた。
パーダーボルンも反撃に出る。30分、ルーカス・ルップのパスにシュテファン・クツケが飛び込むが、シュートまでは持ち込めなかった。さらに37分にはルップのミドルシュートがクロスバーに直撃。マインツは難を逃れた。結局このまま1-0でマインツがリードし、前半を折り返す。
前半の終盤は攻めこまれたマインツだったが、後半立ち上がりに再び得点を奪う。46分、ペナルティエリア左でボールを受けたマッリがゴール右に決め、2-0とリードを広げた。続く62分には、パス交換からマッリが3点目を狙うが、相手ディフェンスにブロックされる。
パーダーボルンが攻め込もうとするが、逆にマインツが決定的な得点を決める。低い位置でボールを奪うとこれがロングカウンターとなり、持ち上がったマッリが左にラストパスを送る。ボールを受けたデ・ブラシスが左45度の位置から右足でカーブシュートを狙い、ゴール右上に決まった。マインツが大きな3点目を手にした。
マインツは、3点目の直後に岡崎を下げ、サミ・アラギを投入した。すると83分、マインツが左サイドでフリーキックを得ると、ベントションの上げたクロスをアラギが頭で合わせ、4点目が生まれる。さらに87分にペナルティキックを獲得すると、ヨハネス・ガイスがきっちりと決め、大量5点のリードとなる。
結局このまま試合終了のホイッスルを迎え、5-0でマインツが10試合ぶりの勝利を手にした。先発出場した岡崎は、69分までプレーしたが得点をあげることはできなかった。
【得点者】
1-0 6分 ユヌス・マッリ(マインツ)
2-0 47分 ユヌス・マッリ(マインツ)
3-0 69分 パブロ・デ・ブラシス(マインツ)
4-0 82分 サミ・アラギ(マインツ)
5-0 87分 ヨハネス・ガイス(PK)(マインツ)