決勝ゴールを決めたヘアマン [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が31日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトとボルシアMGが対戦した。酒井はベンチスタートとなった。
一時は最下位となり、アルミン・フェー前監督からフーブ・ステフェンス監督に変わり、その後は2勝2分け1敗と調子が上向き降格圏を脱した。一方4位と好調のボルシアMGにとってもチャンピオンズリーグ出場権獲得に向け、負けられない一戦だ。
試合は2分、ボルシアMGが右コーナーキックを得ると、マーティン・シュトランツルがヘディングシュートを放つ。しかしバーの上を越えた。さらに直後の3分、今度は右コーナーキックから再びシュトランツルがシュートを狙うが、シュトゥットガルトの守護神スヴェン・ウルライヒの好セーブに阻まれる。
その後も攻め続けるボルシアMGは17分、ファビアン・ジョンソンがペナルティエリア手前まで持ち込みミドルシュート。しかしゴール左に外れる。
一方のシュトゥットガルトは29分、右サイドからクリスティアン・ゲントナーがクロスを上げると、これがクロスバーを直撃。しかしこぼれ球に詰めることは出来ない。さらに35分、右サイドからダニエル・シュヴァーブの折り返しを、ティモ・ヴェルナーが狙うが、ヤン・ゾマーが弾く。こぼれ球にマーティン・ハルニックが詰めるが、ゾマーがなんとか抑えた。このまま両チーム得点を奪えず0-0で前半終了となる。
後半立ち上がり、ホームで先制点が欲しいシュトゥットガルトは大きなチャンスを手にする。52分、右コーナーキックのクロスボールをティモ・バウムガルトルが頭ですらし、中央のゲオルグ・ニーダーマイアーがフリーでシュート。しかしボールはクロスバーの上に消えた。65分にもコーナーキックからニーダーマイヤーがヘディングシュートを放つが、またしてもクロスバーの上。
チャンスを生かせなかったシュトゥットガルトに対し、ボルシアMGが遂に均衡を破る。71分、ブラニミル・フルゴタが左サイドを突破し中央にグラウンダーのパスを送ると、最後はゴール前に飛び込んだパトリック・ヘアマンが決め、ボルシアMGが先制に成功する。
ホームで負けられないシュトゥットガルトは84分、途中出場のフィリップ・コスティッチのクロスから同じく途中出場のヴェダド・イビシェヴィッチがフリーで合わせるが、ゾマーの正面だった。
シュトゥットガルトは結局最後までゴールを割ることは出来ず、0-1でボルシアMGに敗れた。なお、酒井には出場機会が訪れなかった。
【得点者】
0-1 71分 パトリック・ヘアマン(ボルシアMG)