バイエルン戦でフル出場した内田篤人(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第19節が4日に行われ、バイエルンと日本代表DF内田篤人が所属するシャルケが対戦した。
前節はヴォルフスブルクに4失点し今シーズンのリーグ戦初黒星を喫した首位バイエルンは、ホームに4位のシャルケを迎えての一戦。バイエルンは中3日、シャルケは中2日での対戦となった。先発出場した内田は、同試合でブンデスリーガ100試合目の出場を果たした。
開始17分、シドニー・サムがエリア内に抜け出したところに、ジェローム・ボアテングがファールで止めてPKの判定。J・ボアテングはこのプレーでレッドカードを受けて退場となり、バイエルンが数的不利となった。18分にシャルケは、エリック・マキシム・チュポ・モティングがPKで右下を狙ったが、GKマヌエル・ノイアーが完全に読んでキャッチし、得点とはならなかった。
19分、エリア手前の正面で落としをもらったサムがシュートを放つが、またもノイアーが弾き出した。DFを1人失ったバイエルンは27分に前線のマリオ・ゲッツェに代えてDFダンテを投入。
バイエルンは38分、右サイドの高い位置でボールを奪ったアリエン・ロッベンが、中央へカットインし左足を振り抜く。得意な形だったがシュートは曲がりきらず枠の左に外れた。前半はこのままスコアレスドローで折り返す。
シャルケはGKファビアン・ギーファーに代えて19歳のGKティモン・ヴェレンロイターを投入し後半を迎えた。
65分、エリア内左に抜け出した途中出場のロベルト・レヴァンドフスキが、ライン際でマイナスの折り返しを入れると、ボールは内田に当たりゴールに吸い込まれた。オウンゴールかと思われたが、折り返しの前にラインを割ったとしてCKの判定に。しかし、そのCKにニアサイドでロッベンがヘッドで合わせてネットを揺らし、バイエルンが先制に成功した。
だが、その5分後の72分、左CKを獲得したシャルケは、ニアサイドでベネディクト・ヘーヴェデスが頭で合わせてゴール。早くもシャルケが同点に追いついた。
試合はこのまま終了し、数的有利だったシャルケは先制されるも、すぐさまバイエルンに追いつき1-1の引き分けで終わった。なお、内田はフル出場している。
シャルケは次節、6日にボルシアMGをホームに迎えて対戦。バイエルンは7日にDF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトとのアウェー戦に臨む。
【スコア】
1-0 67分 アリエン・ロッベン(バイエルン)
1-1 72分 ベネディクト・ヘーヴェデス(シャルケ)