アウクスブルク戦に出場したドルトムントのDFフンメルス(左)[写真]=Bongarts/Getty Images
かつてバイエルンやマンチェスター・Uでプレーしていた元イングランド代表MFオーウェン・ハーグリーヴス氏が、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスを批判した。3日、ドイツ誌『スポーツビルト』が伝えている。
同誌によると、ハーグリーヴス氏はイギリスのスポーツ番組『BT Sport』に出演した際、現在ブンデスリーガで最下位に沈むドルトムントの主将フンメルスについて「サッカー的なところで言えば、彼は素晴らしいディフェンダーだ。しかし彼が相手の攻撃を防げるとは思えない。彼はとにかく遅いからだ」と批判したという。
フンメルスがマンチェスター・Uに移籍するかもしれないという噂は、これまでにも度々聞こえてきた。しかし、ハーグリーヴス氏は同選手の実力を認めた一方で、同クラブがフンメルスを獲得するのは「良い考えではない」としている。
「彼は元ドイツ代表DFフランツ・ベッケンバウアーの新バージョンなんだ。素晴らしいパスサッカーを展開できる。しかしもし僕がユナイテッドにいたら、元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチやベルギー代表DFヴァンサン・コンパニ(のようなタイプ)を選ぶね。フンメルスは素晴らしい“目”を持った選手だと思うが、ユナイテッドはフィジカル面での存在感がより大きい選手を必要としている」
そしてハーグリーヴス氏は、最後に辛らつな言葉を付け加えた。
「彼はブンデスリーガの順位表で一番下のクラブのキャプテンだ。果たしてそれがユナイテッドの物差しにあてはまるだろうか? 僕はそうは思わないね」