フランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第19節が3日と4日に行われ、ドイツの地元メディアは日本人選手の採点と寸評を発表した。
日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトはヴォルフスブルクと対戦。地元メディア『Frankfurter Rundschau』は、フル出場した長谷部を「ずば抜けたパフォーマンスだった」と絶賛している。ドイツ誌『キッカー』でも高い評価を受けた長谷部は、「2」(最高点1、最低点6)の採点を与えられ、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。また、同誌が発表したブンデスリーガ第19節のベストイレブンにも選出されている。
ドイツ地元メディアによる日本人選手の採点と寸評は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■長谷部誠(フランクフルト)
対ヴォルフスブルク戦(1-1△)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:Gut dabei(良い働き)
寸評:ほぼピッチ全体にその姿があった。常に正しいポジションを取り、後ろに下がっては、再三ボールを奪った。彼が見せたプレーは全て、しっかりと筋の通ったものだった。長谷部の絶妙なパスからアレクサンダー・マイヤーは、フリーで走り出すことができたが、相手GKディエゴ・ベナーリオのセーブに阻まれた。ずば抜けたパフォーマンスだった。
■乾貴士(フランクフルト)
対ヴォルフスブルク戦(1-1△)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:コツコツと勤勉で、長い距離を走った。そして、攻撃では決定的なアクセントを与えた。先制点の前に見せた突破は一級品で、シュテファン・アイグナーへのパスは難しいものではなかったが、完璧なタイミングだった。とはいえ、いくつかの無駄な動きも見られた。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対レヴァークーゼン戦(0-1●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:細貝は、後半戦に入ってシュートを撃った唯一のヘルタ選手だ。前半8分、細貝の(ゴール手前)3メートルからのシュートはポスト左を直撃。しかし、それ以上の評価には値しない。いちボランチとして、いつものように闘争心を見せたが、競り合いでは屈することが多く、運にも恵まれなかった。
■原口元気(ヘルタ・ベルリン)
対レヴァークーゼン戦(0-1●)フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:ヘルタの中では1番目立っていた。攻撃陣の中では1対1に最も強く、他の誰よりもドリブルを仕掛けていた。意志だけでは(目的達成に)足りなかったとはいえ、ヘルタのフィールドプレーヤーの最高点に値する内容だった。
■大迫勇也(ケルン)
対シュトゥットガルト戦(0-0△)76分、途中出場
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:3
寸評:終盤、アンソニー・ウジャーに代わり投入され、最大の見せ場は85分のシュートだった。