ヴォルフスブルク戦に出場したデ・ブライネ(中央)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第19節が3日に行われ、日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトはホームでヴォルフスブルクと対戦したが、この試合でヴォルフスブルクに所属するベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが、ボールボーイに暴言を吐いていた。5日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
第18節でバイエルンから勝ち点3を奪い、連勝を目指していたヴォルフスブルクだったが、この試合では58分にフランクフルトに先制点を決められ、終盤になっても1点のビハインドを背負っていた。
すると86分、ボールを受けた乾が縦へのスペース目がけてボールを蹴るも、ラインを割ってしまう。そして乾にプレスをかけていたデ・ブライネはすぐさま近くのボールボーイにボールを渡すよう要求。その際に同選手が英語で「ボールをよこせ、このクソガキ!」と言ったことが、ピッチ脇のマイクロフォンにしっかりと拾われてしまった。
この日のデ・ブライネは終始鬱憤がたまっていたようで、前半が終わり控室に戻る時にも、目の前に転がっていたボールを思い切り蹴るなどし、スタジアムアナウンサーのアンドレー・ローテ氏に危うく当たってしまうところだったそうだ。
ただし『ビルト』によると、ボールボーイに暴言を吐いてしまったことを同選手は深く反省しているようで、少年にサイン入りのユニフォームをプレゼントし、謝罪したいと話しているという。