フライブルク戦で先発出場した香川真司(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が7日に行われ、フライブルクと日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。
前半戦では9月13日に行われた第3節で対峙し、ドルトムントがフライブルクに3-1で勝利。その試合が復帰戦となった香川はいきなりゴールを決めていた。
15位に位置するフライブルクと、最下位に沈むドルトムントの勝ち点差は2。そのため、ドルトムントは今節で勝利すれば最下位脱出となる。香川はリーグ戦7試合ぶりの先発出場を果たした。
前線から積極的にプレスをかけるドルトムントは開始1分、右サイドでボールを奪ったピエール・エメリク・オーバメヤンが、中央へ折り返しを入れると、ニアサイドに飛び出したマルコ・ロイスが合わせるが、枠を大きく外れる。さらに5分、香川のスルーパスでエリア内右に抜け出したロイスがマイナスの折り返しを入れると、そこに再び香川が合わせてシュートを放つが相手GKが正面でセーブした。
すると9分、前からのプレッシングで相手のミスを誘ったドルトムントが先制に成功する。フライブルクDFマルク・フランツのGKへのバックパスをオーバメヤンが奪ってそのままGKを抜くが、タッチが若干大きくなり、そのボールをロイスがダイレクトでゴールに流し込んだ。ドルトムントは後半戦初ゴールとなった。
24分にはイルカイ・ギュンドアンがエリア手前右からシュートを放つも、わずかに左へ逸れた。30分、香川のスルーパスでエリア右に抜けだしたオーバメヤンがループシュートで狙うが相手GKが冷静にキャッチ。32分にはオーバメヤンの折り返しを、エリア中央に走り上がってきた香川が受けて、DFを1人交わしシュートを放つが、しっかりミートせずボールは相手GKの手に収まった。
43分にホームのフライブルクは、ドルトムントのクリアボールをエリア手前の正面からオリヴァー・ゾルクがダイレクトでシュートを放つが、GKローマン・ヴァイデンフェラーが横っ飛びで弾き出しゴールとはならなかった。前半はこのままドルトムントが1点リードで折り返す。
後半に入って56分、ハーフライン付近でボールを奪ったドルトムントはギュンドアンがすぐさま前線にスルーパスを送ると、オーバメヤンが抜け出し、そのまま独走してGKとの1対1を落ち着いて決めてゴール。ドルトムントがリードを2点に広げる。
さらに72分、右サイドでボールを奪ったドルトムントは、ロイスが途中出場のヤクブ・ブワシュチコフスキとのパス交換でエリア内右に抜け出して折り返す。中央でボールを受けた香川が、さらに左へパスを出すと、それをオーバメヤンがダイレクトで右足を振り抜きネットを揺らした。
83分、左サイドから仕掛けたオーバメヤンが、中央へ切り込んでシュートを放つが、相手GKがわずかに触りクロスバー上に出した。
試合はこのまま終了し、ドルトムントが3-0でフライブルクに快勝。後半戦初勝利で6試合ぶりの白星を決めたドルトムントは最下位脱出となった。なお、香川はフル出場している。
ドルトムントは次節、13日に日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツをホームに迎えて対戦。フライブルクは15日にMF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとのアウェーゲームに臨む。
【スコア】
フライブルク 0-3 ドルトムント
【得点者】
0-1 9分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
0-2 56分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
0-3 72分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)