フライブルク戦に先発フル出場を果たした香川(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が7日に行われ、ドイツの地元メディアは日本人選手の採点と寸評を発表した。
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、敵地でフライブルクと対戦。リーグ戦では7試合ぶりの先発出場を果たし、今シーズン初アシストを記録するなど勝利に貢献した香川だったが、『West Deutsche Allgemeine』は「4」(最高点1、最低点6)の採点をつけ、「パスミスが多く目についた」と厳しい評価。試合立ち上がりの決定機を逃したことで、リズムを掴めなかったと分析している。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり。(最高点1、最低点6)
■香川真司(ドルトムント)
対フライブルク戦(3-0◯)フル出場
『West Deutsche Allgemeine』
採点:4
寸評:早い時間帯に自ら絶好機を作ったが、ゴール手前からフリーで撃ったシュートはGK正面に入り、先制点にはならなかった。このプレーが尾を引き、72分に(ピエール・エメリク・)オーバメヤンへの横パスでアシストを決めるまでは、パスミスが多く目についた。それ以外のプレーでは、オーバメヤンのシュートをおぜん立てした美しいループパスや、オーバメヤンからの完璧とは言い難いボールから確実なシュートにつなげられないなどの逸機が何度かあった。一方で強力なプレスをかけ、つねに相手DFにプレッシャーを与えていた。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対マインツ戦(2-0◯)66分、途中出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:(ファビアン・)ルステンベルガーが退場処分となり、マインツに再び希望が出てきた場面で投入された。攻撃でスポットライトを浴びる必要がないことは心得ており、守備での負担が大きかったが、それをきっちりとこなした。
■大迫勇也(ケルン)
対パーダーボルン戦(0-0△)58分、途中出場
『Kolner Stadt-Anzeiger』
採点:3.5
寸評:57分に(アンソニー・)ウジャーに代わり出場。(ケヴィン・)フォクトのパスからのシュートチャンスでは、打ち損じた。
『EXPRESS』
採点:4
寸評:ボールを奪い、見せ場もあり、(周囲との)連係も上手いことを示した。もっとも、それがフィニッシュまで至らなかったが。
■長澤和輝(ケルン)
対パーダーボルン戦(0-0△)71分、途中出場
『Kolner Stadt-Anzeiger』
採点:2
寸評:最後の攻撃オプションとして投入されたが、決定的なパスを出すことができなかった。しかし、89分に目の覚めるような反転シュートをGK(ルーカス・)クルーゼに見舞った。
『EXPRESS』
採点:なし
寸評:活発に動き、見事な反転からのシュートがあった。
■酒井高徳(シュトゥットガルト)
対バイエルン戦(0-2●)先発フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:試合全体を通じて、シュトゥットガルトでは最も活発な選手だった。運動量が豊富で、常にボールを素早く前に運んだ。28分には美しいシュートも見せ、ゴールという成果を手にしてもよかったはず。後半は、前半に比べやや抑え気味だった。