バイエルン戦にフル出場を果たした酒井高徳(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が7日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトは、ホームに首位バイエルンを迎え、0-2で敗れた。試合後、酒井がインタビューに応えている。
リーグ後半戦は未だ勝ち星がなく、降格圏に沈むシュトゥットガルトにとっては、王者バイエルンが相手でもホームで勝ち点を奪いたいところだったが、0-2で敗れてしまった。この試合について酒井は「しっかり2点取られたという感じかな」と率直な感想を語り、バイエルンにボールを回されながらもしっかりと守れていた中で、失点を許してしまったことについては「ちょっと不運なこともあった」と、相手に許した2ゴールを嘆いた。
続けて、オランダ代表MFアリエン・ロッベンに先制点を奪われたシーンについては、「自分がもう少し寄せれていればというのがあった」と、シュート前の寄せが甘かったと反省。一方で、「相手のやりたいことをやらせた失点というよりは、個人の技術にやられた」と、試合全体の印象を述べている。
アジアカップから合流後の2試合は出場機会が無かったため、「今日は何かを残してやろうと思っていた」と、モチベーションが高かったこの試合。前半に放ったポストに当たったシュートについては「感覚としては狙い通りだった」と振り返ったが、「ああいうのを決められるSBになりたいな」と、チャンスでしっかりとゴールを奪うことを目標の一つとして掲げた。
積極的な攻撃参加が目立ったことについては「カウンターの時とか自分がボールを奪ってその勢いでって時だけ出てくことを意識していた」と、しっかりとタイミングを見極めていたとし、「その辺は上手く出来た」と自己評価を述べた。まだまだ満足がいく内容では無いものの「それなりに自分の良さというか、自分はこういうプレイヤーなんだっていうのは見せられた」と、バイエルン相手に自分の持ち味を出せたことに一定の手応えを感じている様子。
シーズン途中に就任したフーブ・ステフェンス監督の「ボールに行く、アグレッシブに、コンパクトに」という戦術が徐々に浸透していることを感じているようで、「これをベースとして続けていきたい」と、シーズン後半の巻き返しを誓っている。
シュトゥットガルトは14日に行われる次節、敵地でホッフェンハイムと対戦する。