ホッフェンハイム戦に先発出場したシュールレ(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第20節が7日に行われ、ヴォルフスブルクはホームでホッフェンハイムと対戦し3-0で勝利した。試合後、チェルシーから加入後初出場を果たしたドイツ代表MF。アンドレ・シュールレがインタビューに応え、ブンデスリーガ公式HPがコメントを伝えている。
今冬にチェルシーから加わったシュールレが、移籍後初戦で早速期待に応えてみせた。まず3分に左サイドからクロスボールを上げ、FWバス・ドストの先制点をアシストすると、28分にはMFダニエル・カリジュリが落としたボールをボレーで合わせる。シュートは惜しくもクロスバーに阻まれたが、こぼれ球をベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが押し込み、2得点を演出することとなった。
3-0の快勝を収め、首位バイエルンとの勝ち点差を維持したヴォルフスブルク。シュールレは、ドイツ復帰後の初戦について「僕たちは必要とされる時間帯で、必要なゴールを奪えた。後半はディエゴ・ベナーリオが好セーブを見せてくれたしね。もし2-1となっていたら、ひやひやする展開にもなりえた」と、ゴールを奪った攻撃陣だけでなく、最後尾からチームを支えた守護神の活躍も称えている。
ドストの先制点をアシストした場面については「バス(・ドスト)がエリア内に走りこんで来るのが見えたんだ。僕らは試合前から話し合っていて、彼はよくニア入っていた。だから今回も僕はバス目掛けてボールを入れたんだ。幸いにもいいクロスを上げられた」と、練習からコンビネーションを高めていたことを明かした。
チームにとっても自身にとっても大きな勝利となったこの試合。同選手は「最高のスタートとなったけど、今日の終わりにはこれが単なる勝ち点3に過ぎないことも認識しないとね」と、あくまでリーグ戦全体の中の勝ち点3だと気を引き締めている。
14日に行われる次節では、自身の古巣であるレヴァークーゼンと対戦する。負けられない上位対決となるが、シュールレは「他の試合と変わらず臨むつもりだ。僕はレヴァークーゼンで素晴らしい2年間を過ごし、本当に居心地が良かった。レヴァークーゼンは強力な相手だけど、今の僕らはどんなチームでも倒せるよ。次節を楽しみにしている」と述べ、古巣相手にもきっちりと勝ち点3を奪うことを誓った。