今冬、ヴォルフスブルクに移籍したMFシュールレ(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが、恵まれた資金力で次々と補強を行い、現在2位につけているヴォルフスブルクを批判した。10日、ドイツ誌『スポーツビルト』が伝えている。
それによると、デュッセルドルフで開催されたスポーツ関連の見本市『SpoBIS 2015』に姿を現したヴァツケCEOは取材に応じ、ヴォルフスブルクについて「彼らは資金を際限なく使い続けるようなクラブだ。私はこれまで『もし(ヴォルフスブルクのスポンサーである)フォルクスワーゲンが本気になれば、全ての境界線が粉砕されてしまう』と常に言い続けてきた」と話したという。
同CEOが述べているのは、ドイツ代表MFアンドレ・シュールレをチェルシーから3200万ユーロ(約43億2000万円)で獲得した件についてだ。ヴァツケCEOは、この移籍劇こそ、「“チャンスの平等性”がもはや守られていないことを意味する」とし、「もし綺麗で大きく、厚い柔らかな絨毯が下に敷かれていることを知っていたら、落下することは何も怖くないだろう?」と表現した。