第4節で対戦した岡崎(左)と香川(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
13日、ブンデスリーガ第21節で日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツと、同MF香川真司が所属するドルトムントが対戦する。
「シンジ対決」という注目の一戦を前に、マインツがライバルの香川に単独インタビューを敢行。公式フェイスブックで伝えている。
ドルトムントは前節のフライブルク戦で3-0と勝利を収め、ようやく最下位を脱出した。予想外のシーズンを送っているが、香川も「もしこれといった理由があるなら、もうとっくに解決していると思う」と語り、「フライブルクに勝利できたこと、マルコ・ロイスが契約延長をしてくれたことが残留の追い風になってくれることを願っています」とコメント。6試合ぶりの勝利が巻き返しのきっかけとなり、主力選手の残留が起爆剤になるだろうと話した。
自身のパフォーマンスについては、「もっと良いサッカーができると思っています」と納得していない様子で、「試合勘があまりない状態でマンチェスター・Uから加入して、それでも非常に良いスタートが切ることができました。でも、またあまり良いプレーができない試合が増えてしまって。それでもフライブルクでは良い感触がありました」と、調子が上がってきていることを強調した。さらに「ドルトムントのサッカーはもう何年も前から知っているので。チームを助けたいし、絶対それができると信じています」と強気な姿勢を示した。
「ドイツ語は話せるようになった?」という問いには「努力はしています」と回答。ドルトムントへの復帰が決まったとき、クラブが香川にドイツ語を学ばせる試練を与えたと報じられていた。香川は、「結構理解もできるようになってきたけれど、話すのはまだ難しいですね。でも、ドイツ語と英語を使いながら切り抜けています」と明かしている。
今回は、日本代表でともにプレーする岡崎との対戦。昨年9月の第4節で対戦した際は、岡崎のゴールで先制したマインツが2-0で勝利している。また岡崎は昨シーズン、香川が持っていたブンデスリーガでの日本人選手の1シーズン最多得点記録を更新。香川は、「オカちゃん(岡崎)は素晴らしいプレーヤーでもあり親友。当然、記録は抜き返したいですよね」とライバル心を燃やし、「勝ち点3を取った後なら喜んで会いたいですね」と再戦を待ち望んでいる。