今冬、シャルケに加入したDFナスタシッチ [写真]=Bongarts/Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケのセルビア代表DFマティヤ・ナスタシッチが、現在のチーム状況やブンデスリーガに来た経緯などについて語った。11日、ドイツ誌『スポーツビルト』が伝えている。
同誌とのインタビューに応じたナスタシッチは今冬、マンチェスター・Cからシャルケに加入したが、契約前に同選手が相談したのはマンチェスター・Cのチームメイト、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコだったそうで、「彼はブンデスリーガでプレーしていたからね。彼は『シャルケはビッグクラブの1つだし、お前にとって正しい一歩となるよ』と言っていた」と、その時の様子を話している。
また、同選手は半年間のレンタル移籍(買い取りオプション付き)であるため来夏には、イングランドへ戻るか、シャルケが950万ユーロ(約13億円)の移籍金を支払ってくれるのであれば、そのまま同クラブに残るという選択に迫られる。
そのことについてナスタシッチは「ここで幸せだし、いつも試合を楽しみにしている。今シーズンが終わればシャルケとマンチェスター・Cと僕で『ベストな選択は何か?』という話し合いをしなければならない。でもはっきりしていることは、僕はここに長くいたいということだ。選手やスタッフ、そして組織として、このクラブは全てが極めて高いレベルにあるんだ」と、シャルケ残留の意思ともとれる発言を残した。
そして話が優勝争いに及び、「タイトル獲得は繊細なテーマかもしれませんが…」とインタビュアーが質問すると、ナスタシッチはライバル心をむき出しにして、以下のように話した。
「今シーズンのバイエルンは信じられないくらい強いよ。でも『この先、何年も同じだ』なんて誰が言えるんだい? 毎シーズン、状況は違うんだ。誰もがチームを変えることができる。なぜ来シーズン、他のクラブがバイエルンよりも上に立てないんだ? なぜシャルケがその上に立てないと言える? もちろん今後もバイエルンは有力候補であり続けるだろうが、僕らだって他のクラブだって優勝できるんだ」