去就に注目が集まるユヌゾヴィッチ [写真]=Bongarts/Getty Images
ブレーメンに所属するオーストリア代表MFズラトコ・ユヌゾヴィッチの争奪戦に、DF内田篤人のシャルケが新たに加わる見通しだという。12日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同紙よると、ユヌゾヴィッチとブレーメンの契約は今シーズン終了後に満了となるが、現在まで延長のサインは交わされておらず、このままいけば違約金なしで同選手は移籍が可能となる。それを狙ってボルシアMG、ハノーファー、ケルンなどのドイツ国内クラブ、さらには国外のクラブも獲得に興味を示していたが、ここにきて新たにシャルケも名乗りを上げる可能性が出てきたとのことだ。
シャルケが争奪戦に加わる理由として、「ロベルト・ディ・マッテオ監督のチームにはスペシャリストが不在」である点を挙げている。というのも、ユヌゾヴィッチは今シーズン4得点を奪っているが、いずれもFKを直接決めたもの。しかしシャルケにはFKの名手が存在せず、セットプレーから直接ネットを揺らす回数が少ないという。
だが、現所属先のブレーメンも指をくわえて見ているだけではなく、年俸を大幅に上げ、同選手に新たな契約内容を提示する予定。同クラブのマネージャー、トーマス・アイキン氏は「我々はまだ彼と関わり合いがあるんだよ」と楽観的なコメントを残している。