前節、マインツに勝利したドルトムント [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
20日に行われるブンデスリーガ第22節で、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、同DF酒井高徳のシュトゥットガルトと対戦する。しかしチーム内に流行している風邪のせいで、ドルトムントの戦力がダウンする見込みだという。
18日、ドイツ紙『ビルト』が報じた内容によると、ドイツ代表DFマッツ・フンメルス、同DFエリック・ドゥルム、イタリア代表FWチーロ・インモービレ、ポーランド代表MFヤクブ・ブワシュチコフスキ、U-19ドイツ代表DFジェレミー・ドゥジアクの5選手が風邪をひいているという。
この状態についてユルゲン・クロップ監督は、シュトゥットガルト戦に向けた会見で「残念ながら我々はウイルスの波につかまってしまった。ドゥルムはもう2週間も病気にかかっている。クーバ(ブワシュチコフスキ)も同様に風邪。ドゥジアクは医者に行った。フンメルスはまだトレーニングに参加できていないし、インモービレも白旗を上げている」と、惨状を説明。
そして「彼ら5選手をできるだけ周囲から隔離し、これ以上蔓延しないよう我々も気を付けている。他の選手の血液も常に検査し、罹患していないかチェックしている。そして私はシュトゥットガルト戦だけではなく、(翌週のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の)ユヴェントス戦のことも考えなければならない」と話した。
一方で良いニュースも聞こえてきた。肩の負傷で戦列を離れていた元ドイツ代表MFセバスティアン・ケール、そしてひざのけがが癒えたMFスヴェン・ベンダーら中盤の2選手が復帰したことだ。
それについてクロップ監督は、「彼らは普通にトレーニングをしている。でも長いリハビリ期間があった。金曜(20日)の試合で使うかどうかは、もう少し様子を見なければ」とコメントしている。