シュトゥットガルト戦で2アシストを決めた香川(右)[写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第22節が20日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、同DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトと対戦した。
ドルトムントは香川が2アシストの活躍を見せ、3-2で勝利。今シーズン初のリーグ戦3連勝を飾った。
地元メディアは同試合に出場した選手の採点と寸評を発表。『Revier Sport』紙は香川に「2.5」(最高点1、最低点6)をつけ、「輝きを放った」とアシスト場面を評価すると、「ようやくドルトムントが待ち望んでいた補強になった」と記した。
『Ruhr Nachrichten』紙は、チーム最高点タイの「2.5」を与え、「ドルトムントの10番が、チームとともに状態を上げつつあるということを明確に示している」と評価。『Westdeutsche Allgemeine』紙も「一見の価値があるアシスト」と、香川のプレーを高く評価している。
地元メディアと採点と寸評は以下のとおり。(最高点1、最低点6)
『Revier Sport』
採点:2+
寸評:早くも8分に警告を受けたが、この日本人選手はプレーを楽しんだのみならず、やり通す力も強かった。最初の2点をともにアシスト。とりわけ、かかとでつないだ2点目は、輝きを放った。53分の好機では、決めておかねばならなかっただろう。だか、このパフォーマンスで、ようやくドルトムントが待ち望んでいた補強になった。
『Westdeutsche Allgemeine』
採点:2.5
寸評:活発な日本人選手は、2アシストに成功。ゲームメーカーとして、これ以上何を望むことができようか? 最初のアシストでは、彼の足から出たボールがドンピシャでピエール・エメリク・オーバメヤンに当たるツキもあったが、ヒールで決めた2つ目は、一見の価値があるアシストだった。それ以外でも、いくつかの見せ場があった。しかしながら、53分、相手GKを前にフリーという最大の好機は、生かせずじまい。 軽率なボールロスで、あわや同点のピンチも招きかけたが、慌てたシュトゥットガルトは、あっさりとその好機をふいにした(63分)。
『Ruhr Nachrichten』
採点:2.5
寸評:前半に2アシストを決めた。そのうちのひとつ、かかとで決めたものは、お手本のようだった上に、効果的でもあった。完全にアシストマークがなくなった前半戦を経て、後半戦では3つ目のアシスト。これは、ドルトムントの10番が、チームとともに状態を上げつつあるということを明確に示している。至近距離からのシュートを決められなかったのは(53分)、ちょっとした批判ポイント。69分の交代は、チャンピオンズリーグ・ユヴェントス戦に向けての温存ということ。