土壇場でブレーメンに追いつかれ方を落とすシャルケのボアテング [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第22節が21日に行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケとブレーメンが対戦した。内田はこの試合、負傷でベンチメンバーからも外れた。
試合は両チーム攻撃のチャンスを多く作る展開となった。サイド攻撃からチャンスを作ったブレーメンは、フランコ・ディ・サントに2度の決定機が訪れるも、得点を奪えず。
対するシャルケは、リーグで9得点を挙げているエリック・マキシム・チュポ・モティングを中心にブレーメンゴールへと迫る。そのチュポ・モティングは15分に右サイドからのクロスを合わせるも、シュートは枠外に外れた。31分にはクリスティアン・フクスが、ペナルティエリア外からミドルシュートを狙うも、シュートはキーパー正面に。その後、幾度もシュートチャンスを作るもゴールが遠く、両チーム無得点で前半を終えた。
後半、先に試合を動かしたのはシャルケだった。61分にペナルティエリア付近で、トランクイロ・バルネッタからボールを受けたマックス・マイヤーが、ドリブルで相手DFを引きつけながらも、左足を振り抜く。放たれたシュートはGKラファエル・ヴォルフが反応し弾くものの、ボールはゴールに吸い込まれ、シャルケが先制に成功した。
先制したシャルケは試合を優位に進めた。先制点を挙げたマイヤーを中心に攻撃の手を緩めない。途中出場のケヴィン・プリンス・ボアテングも攻撃を活性化させた。
試合はシャルケがこのまま1点リードで逃げ切ると思われた。しかしブレーメンは92分に左サイドでFKのチャンスを獲得。ズラトコ・ユヌゾヴィッチが放ったボールに、セバスティアン・プレードルがヘディングで合わせ土壇場で同点に追いつく。試合はブレーメンが後半ロスタイムで追いつき、1ー1で終了した。
シャルケは次節、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントとの“ルール・ダービー”に臨む。貴重な勝ち点1を手にしたブレーメンはフライブルクと対戦する。
【スコア】
シャルケ 1-1 ブレーメン