後半ATに同点弾を決めたGKヒッツ(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第22節が21日に行われ、アウクスブルクとレヴァークーゼンが対戦し、2-2の引き分けに終わった。同試合で、アウクスブルクのGKマルヴィン・ヒッツが同点ゴールを決めたことが話題になっている。
5位アウクスブルクと6位レヴァークーゼンの上位対決となったこの試合。ホームで先制されながらも同点に追いついたアウクスブルクは、その後レヴァークーゼン・ゴールに迫ったが、なかなか勝ち越し点を決められないでいた。
逆に84分、レヴァークーゼンのドイツ代表MFシュテファン・ライナルツが放ったミドルシュートが、アウクスブルクDFに当たり決まってしまうと、一転して敗戦の危機を迎えることとなる。
後半アディショナルタイム、そんなチームのピンチを救ったのは、守護神のヒッツだった。アウクスブルクのコーナーキック、最後のチャンスとみて前線に上がっていたヒッツは、右サイドのMFショーン・パーカーが上げたクロスボールに反応。味方に当たりワンバウンドしたボールを、右足でニアに蹴りこんだ。
試合後、ヒッツはクラブ公式HPのインタビューに応え「本当に信じられないよ。僕は今までゴールしたことが無かったんだ」と、自身の得点に驚きを隠せない様子。
続けて得点シーンを振り返り、「コーナーの前に監督とアイコンタクトをとって、前線に上がった。クリアされたボールを、ショーン・パーカーがもう一度上げて、最後は僕のところにきた。ほとんど彼のおかげだよ」と、味方のアシストが良かったと謙遜している。
ブンデスリーガにおいて、GKが流れの中で得点を挙げたのは、1997年の元ドイツ代表GKイェンス・レーマン氏(当時シャルケ所属)、2002年の元同国代表GKフランク・ロスト氏(当時ブレーメン所属)に次ぐ3度目のことだった。