先発した酒井高徳(左)と酒井宏樹(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第23節が28日に行われ、日本代表MF清武弘嗣、DF酒井宏樹の所属するハノーファーと、同代表DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトが対戦した。酒井宏樹と酒井高徳はスタメン出場、清武はベンチからのスタートとなった。
ホームのハノーファーは試合立ち上がりから攻勢に出る。2分にこぼれ球を左足で狙いチーム初シュートを放った。20分にはハノーファーのパスミスを突き中盤でボール奪取すると、ホセルがドリブルで持ち込みループシュートを狙うも枠に飛ばせず。35分にもホセルに再び決定機が訪れたが、得点は奪えず。
一方のシュトゥットガルトも、アレクサンドル・マキシムを起点に攻撃のきっかけを作った。24分には左サイドからパスを受けたクリスティアン・ゲントナーが右足で狙うも、ハノーファーDFに防がれ得点には至らず。酒井高徳も積極的に攻撃に絡むも、決定機は生み出せず。前半は両チーム無得点で終えた。
しかし後半、試合を動かしたのはシュトゥットガルトだった。52分に酒井宏樹がペナルティエリア付近でヘディングでクリアしたボールを拾ったゲントナーが、ボールを持ち込みそのまま左足でシュート。シュトゥットガルトが先制に成功した。
反撃に出たいハノーファーは61分にレオン・アンデレアセンに代えて清武を投入。清武はセットプレーや、サイドからのクロスで攻撃を活性化させた。そのハノーファーは70分に同点に追いつく。左サイドからのクロスをホセルがヘディングで折り返し、中央のラース・シュティンドルが合わせた。
ハノーファーはその後も清武やホセルを中心にシュトゥットガルト陣内に攻め込み、得点のチャンスを狙うも、ゴールが遠い。
試合終盤には両チーム荒れた展開となってしまう。90分には選手同士が激しくぶつかり合うシーンがあり、ハノーファーのシュティンドルとシュトゥットガルトのマーティン・ハルニックが退場。後味の悪い試合となってしまった。
試合は動かずこのまま1ー1の引き分けで終了。ハノーファーは第16節アウクスブルク戦、シュトゥットガルトも第16節ハンブルガーSV戦以降、未だ勝利から遠ざかっている。
ハノーファーは次節、アウェイで首位バイエルンと対戦。次節シュトゥットガルトは、ホームでMF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。
【得点者】
1-0 52分 クリスティアン・ゲントナー(シュトゥットガルト)
1-1 70分 ラース・シュティンドル(ハノーファー)