2012年までドルトムントに在籍していたFWバリオス(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントにかつて在籍していたパラグアイ代表FWルーカス・バリオスが、クラブの危機を救うため再び同クラブに戻ることを考えていたという。2日、ドイツ誌『スポーツビルト』が伝えている。
ドルトムントのキャッチコピー『Echte Liebe(真実の愛)』は、彼の心にも健在だったようだ。バリオスが『beIN Sports』とのインタビューで明かしたところによると、自動降格圏に沈んでいた昨年12月、同選手は自らユルゲン・クロップ監督に電話をかけ「もしクラブが僕を必要とするなら、いつだってその準備はできている」と伝えたという。しかし、結果的にドルトムントはスロヴェニア代表MFケヴィン・カンプルを獲得し、同選手の電撃復帰は叶わなかった。
2009年、420万ユーロ(約5億6000万円)の移籍金でドルトムントに加入したバリオスは、2010-11シーズンからのブンデスリーガ2連覇に大きく貢献し、通算102試合出場49得点の成績を残していた。しかしポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの台頭により出番が減少したため2012年に中国リーグへ移籍。その後スパルタク・モスクワと契約し、現在はレンタルでモンペリエに移籍している。